全国で急上昇しているモノを調査した件 (2016年5月23日放送)
毎年発表される都道府県別魅力度ランキング。
2015年版の上位は不動の顔ぶれ(1位:北海道・2位:京都府・3位:東京都・4位:沖縄県・5位:神奈川県)
そして、最下位は不動の茨城県。
そんな中、ランキングが急上昇している県がある。それは三重県。
2014年は32位だったが2015年では27位にランクアップ。その理由は、G7伊勢志摩サミット開催。
メーン会場の賢島は、陸上からは2本の橋以外に交通手段がなく警備がしやすい点から選ばれた。
東京から約4時間半もかかり、陸の孤島とされる伊勢地方だがサミットがもたらす経済効果は1000億円を超えると言われている。
このように、全国で急上昇しているモノを調査してみました。
宮崎市 餃子購入額が急上昇
これまで餃子といえば、宇都宮・浜松・京都が日本三大餃子として君臨してきたのだが、そこに割って入ったのが宮崎。
2015年 餃子購入額ランキング
1位:浜松市(→) 2位:宇都宮市(→) 3位:宮崎市(↑) 4位京都市(↓)
宮崎市民に話を聞いてみた。
スタッフ「宮崎が第3位になった」
宮崎市民「ビックリしました。ニュースで見て」
スタッフ「よく買われる?」
宮崎市民「月に4回ぐらい。増えました、食べる回数が増えてます」
スタッフ「なぜ?」
宮崎市民「こういうお店があるので」
急上昇の要因①
生餃子専門店などで生餃子を買って家で焼いて食べる、この習慣が根付いてきた
スタッフ「家では作らないんですか?」
宮崎市民「家で作ったらかなりマズかったので」
スタッフ「お母さんの餃子はマズかった?」
子ども「コク」
急上昇の要因②
高鍋餃子などの名物餃子の存在
高鍋餃子とは高鍋町のご当地餃子。ラードと水で揚げた揚げ餃子。
高鍋町では餃子屋さんが数多くあり、2年前から餃子で町おこしを行っている。
具は特産のキャベツがたっぷりで宮崎市内では大人気だという。
餃子の馬渡 店主の馬渡さんに話を聞いてみた。
馬渡さん「浜松と宇都宮、肩を並べるぐらいになりたいですね」
スタッフ「そして、もうちょっと儲けたい?」
馬渡さん「いや、かなり儲けたい。このチャンスを逃すわけにはいかない」
そんな宮崎の盛り上がりを宇都宮(宇都宮餃子会 鈴木事務局長)に伝える。
鈴木さん「僕は嬉しいですね。僕らはですね、全国餃子サミットっていう協議会を作っているんですけど、宮崎さんに声をかけたい」
スタッフ「そのうち抜かれるかもしれないですよ」
鈴木さん「抜く、抜かれるはいいんじゃないですか?」
ずいぶんと冷めている。3年前の宇都宮はこんなではなかった。
※以前の放送※
「宇都宮の人は世界で一番餃子を食ってる、2番じゃだめなんですよ!」
ところが、その浜松との餃子購入額の差はどんどん開き、2位が定位置に。
2014年 1位:浜松市(4,361円) 2位:宇都宮市(4,189円)
2015年 1位:浜松市(4,646円) 2位:宇都宮市(3,981円)
インタビューもあっさり終了。
鈴木さん「5月は役所との打ち合わせが多いんですよ」
3年前の鈴木さんは短髪で痩せていたが、今の鈴木さんは髪を整え、眼鏡も地味になり少しぽっちゃりしていた。人は熱が冷めると老けるのかもしれない。
続いては・・・
大宮北海道新幹線開通で価値が急上昇
北海道・東北・新潟・北陸からの新幹線の合流地点となり、交通の要所としての存在感が一段とアップ。
その結果、オフィスの需要が急増し、空室率が東京23区を下回る約1.5%
さらに、オフィスの賃料は横浜市よりも高い。
大規模オフィス 賃料(一坪当たり)
大宮区 12.877円 横山市 11,649円(2016年4月末時点)
スタッフ「大宮の価値が上がってます」
大宮区民「さすが大宮。やっぱり浦和より大宮ですよね」
オフィスの賃料などどうでもいい、重要なのは浦和に勝っているかその1点。
なら、浦和の人にもマイクを向けよう
スタッフ「大宮の価値が上がってる」
浦和区民「たとえば?」
スタッフ「企業がオフィスを構えようとしていて、賃料・・・」
浦和区民「土地が余ってんじゃないの?変な人ばかり入ってきてもしょうがないからね。生意気でしょ。」
オフィスの賃料などどうでもいい、腹が立つのは「生意気だ」その1点。
浦和区民「だってさ、同じさいたま市になってからレッズがあるのにちゃっかりサッカーチーム作ったりしてない?なんだっけトルティーヤ?」
続いて、鳥取である事が急上昇している。
いったい、何が急上昇しているのかというと・・・
鳥取コーヒーの購入額が急上昇
コーヒー購入額ランキングを見てみると・・・
2014年 1位:京都市 2位:金沢市 3位:広島市・・・29位:鳥取市
2014年に29位だった鳥取が2015年では1位までに上りつめた。
たしかに、昨年5月にスターバックス鳥取1号店オープンで鳥取史上初の大盛況!
1番乗りの彼は報道陣の囲み取材を受けるが手には「ストロベリークリームフラペチーノ」コーヒーは1滴も入っていないものだった。
※ちなみに島根のスターバックス鳥取1号店オープンの際に1番乗りだった人が飲んでいたのは「抹茶クリームフラペチーノ」でした。
コーヒー未開の地・鳥取だが・・・
2012年9月 鳥取にスタバがないと放送
同月 ドトールコーヒー出店
2013年7月 コメダ珈琲出店
2014年4月 タリーズコーヒー出店
2015年5月 スターバックスコーヒー出店
2015年12月 MuzzBuzzコーヒー出店
夜ふかしで鳥取にスタバがないと放送後、コーヒーチェーン店が軒並みに鳥取に出店しはじめた。
海外のドライブスルー型コーヒーチェーンMuzzBuzzが全国に先駆けて鳥取砂丘店をオープンさせた。
MuzzBuzzJapan事務取締役の遠田さんに話を聞いた。
スタッフ「なぜ、鳥取だった?」
遠田さん「鳥取市がコーヒーの聖地ということで、ここでビジネスが成功すれば全国どこに行っても成功するという風に考えています」
コーヒーのコの字も知らなかった鳥取が今やコーヒーの聖地になっている。
遠田さん「街中でコーヒーの事をいろんな人に聞くとこだわりを持った方が非常に多い」
その時、トラクターの音が鳴り響き、農作業用トラクターのままドライブスルーしてきた。
お父さん「すぐそこのらっきょう農家です。砂丘で仕事していると作業着が埃っぽいんですよね。だけど、ドライブスルーだったら店に入らなくてもウマいコーヒーが買えますんでね」
スタッフ「コーヒーはよく飲まれるんですか?」
お父さん「結構飲みます。家で飲むのもドリップして」
スタッフ「今日は何を頼まれました?」
お父さん「今日は・・・ラテ」
鳥取はこのレベルまでコーヒーが浸透しています。
ところで、コーヒーの購入額といえば・・・
これまで1位を守ってきた京都。
スタッフ「コーヒー購入額がずっと1位だった」
京都市民「違うんですか、今?」
スタッフ「抜かれました。鳥取に」
スタッフ「鳥取市民は喜んでいる」
京都市民「せやろね、なかなか京都には勝てへんもんね。色んな意味で」
このように、都人臭を漂わせる京都人だが、以前は京都人の食生活の実態を暴いた。
2014年 コーヒー購入額 全国1位
2014年 食パン購入額 全国2位
2014年 牛乳購入額 全国3位
「はんなり」と言いながら、実際は欧米人のような食生活を送っている。
それもまた、変化が生まれている。
2014年 コーヒー購入額 全国1位 → 2015年 コーヒー購入額 全国6位
2014年 食パン購入額 全国2位 → 2015年 食パン購入額 全国7位
2014年 牛乳購入額 全国3位 → 2015年 牛乳購入額全国 14位
すべてのランキングが上位から転落している。
今の京都人はいったい何を食べているのか調査してみると・・・
スパゲッティ支出額 全国1位
ケチャップ支出額 全国1位
ビール支出額 全国1位
「はんなり」と言いながら実際は・・・ケチャップたっぷりのナポリタンをビールで流し込んでいる。それが今の京都の実態である。
以上、急上昇しているモノを調査した件でした。
【補足】
コーヒー業界では鳥取がコーヒーの購入額と出店数で聖地化されており、MuzzBuzzの本拠地がオーストラリアのパースにあり、パースと鳥取砂丘が似ていたこともあって日本で先駆けて鳥取にオープンさせたという。
-管理人のひとこと-
調べてみましたが、2015年の魅力度ランキングで伸び率が1番高かったのは福井県でした。2014年では45位だったが2015年では29位と16位アップ。要因の1つが恐竜らしいが、去年も恐竜をアピールしていたはず。1年間で何が変わったのかはわからないので、ぜひ夜ふかしスタッフさんに調べてもらいたい。