シニア世代に人生で後悔している事について聞いてみた (2016年5月23日放送)
先日、アメリカのニュースサイトでシニア世代を対象とした「人生で後悔したこと」というアンケート結果が発表された。
例えば、「もっと旅をすれば良かった」「もっと他人のために尽くせば良かった」「幸せをもっとかみ締めて生きるべきだった」「他人がどう思うか気にしなければ良かった」
このようなお年寄りの言葉が日本でも話題に。
というわけで、今回はシニア世代の皆さまが人生について後悔していることを調査してみました。
今回、聞いた中で最も多かった意見が・・・
おばあさん「いっぱいあるけれど一番はスタートよね。あの時もっと勉強しておけば良かった」
おじいさん「勉強しようと思ったね」
おばあさん「やはり勉強ですね。必ず勉強ですね」
おばあさん「英語を習うか洋裁を習うか、どっちが良いかって親に言われたことがありましたね。その時に洋裁の方が良いかしらっと思って洋裁の方を選びました」
スタッフ「後悔している話なんですけど」
おばあさん「後悔してる話?後悔していることは・・・まぁ、ありません」
スタッフ「ないんですね。最高の人生じゃないですか?」
おばあさん「そうですね、最高の人生だと思ってます」
そう、「勉強すれば良かった」の次に多かったのは意外にも「後悔が無い」という意見。
スタッフ「人生で一番後悔していることはなんですかって聞いてるんですけど」
おじいさん「後悔してること?俺は今ないから」
スタッフ「ない?」
おじいさん「ない ない ない」
スタッフ「今おいくつですか?」
おじいさん「80歳」
スタッフ「細かいのは1個や2個あるんじゃないですか?」
おじいさん「ない ない ない。いつ死んだっていいなって思ってる」
スタッフ「最高じゃないですか」
おじいさん「最高だよ。あんたたちは何やってるんだよ。そんなことやって」
スタッフ「インタビューしてるんですよ」
おじいさん「インタビューする前にもっとなんかあったでしょう、やることが」
スタッフ「これが仕事なんですよ」
おじいさん「そんなバカな」
おじさん「そうだね~もっと友達をね、良い友達を作りたかった。そういうとこかな」
スタッフ「今一緒にいる人は?」
おじさん「友達だけど・・・」
シニアの後悔① もっと良い友達が欲しかった
スタッフ「友達が横にいるのにもっと友達が欲しかったって言われるとちょっと複雑な気持ちになりますよね?」
おじさん「友達としては複雑なのかもしれない」
おばあさん「若い時にはお店やってたから旅行行きたかった」
シニアの後悔② もっと旅行に行きたかった
そんなお母さんは昔、懸賞でパリ旅行を当てたことがあるという。
スタッフ「すごいじゃないですか、パリ行ったことあるって」
お母さん「だからさ、あれ見たよ凱旋門」
スタッフ「パリで食べた中で美味しかったものってなんですか?」
お母さん「お寿司」
スタッフ「パリ行って?」
お母さん「だって、食べるもの分かんないもの、あっちのほうの」
続いては61歳のお父さん
お父さん「高校の時、彼女に「キスして」って言われたのね、だけどキスしなかった時」
シニアの後悔③ 若かりし頃キスのチャンスを棒に振ってしまった
スタッフ「どうしてキスしなかったんですか?」
お父さん「もう1回どうしても聞きたくて「えっ?」って言ったのね。そしたら「なんでもない」って言われてそれで終わっちゃった」
その後、キスのチャンスは2度訪れなかったという・・・
スタッフ「ちなみにお父さんは結婚されてます?」
お父さん「してないです」
おじいさん「俺が好きな女の子がおってね、まだ学生時代。私の部屋へ連れ込んで真っ裸にしてね・・・ほらっこうやって、ネッ!ヤったら彼女が傷がつくじゃん。傷がついたら俺が面倒みなきゃなんないし、これはいけないなと思ってヤんなかったんだよ」
シニアの後悔④ あの時ヤっときゃ良かった
おじいさん「男の壁を俺は破らずに守ったってことは自分でえらいなって思ってる」
おじいさん「憎めないのが暴走族。若かったら1回やってみたかった」
シニアの後悔⑤ 暴走族に入ってみたかった
そして、急にここからおじいさんの暴走族妄想が始まる。
おじいさん「千葉とか埼玉の秩父とか、あっちの方まで行って・・・えへっえへっえへっ・・・喧嘩しに行くんだ。帰り血だらけになって帰ってくるんだ。やられたらまたやり返しに行くんだよ。えっへっ」
スタッフ「後悔していることって何かありますか?」
おじいさん「マンションにね、孫が6人」
スタッフ「言っても、お孫さんがいると可愛い可愛いってなるじゃないですか?」
おじいさん「同じマンションにいるとしょっちゅう来るからね、何しに来たって言ったら「小遣いちょうだい」って」
シニアの後悔⑥ 小遣いをせびる孫が多すぎる
おじいさん「今日もだから逃げてきたんだよ、僕が呼び出して」
おじいさん「なんとか呼び出してくれって」
おじいさん「放送関係の学校出てそういう方向に行きたかったんだけど、親が会社持ってたもんで会社継ぐことになった」
シニアの後悔⑦ 家の事情で放送関係の仕事を断念
スタッフ「その家業っていうのはなんですか?」
おじいさん「家業ってのは、包装関係の仕事」
スタッフ「ホウソウっちゃホウソウじゃないですか。思わぬ感じでダジャレみたいな」
続いてはシニア世代より少し若い男性。
おじさん「ダラダラした人生を送っている」
スタッフ「どういう感じのお仕事?」
おじさん「まぁ、日払いアルバイト的なことしてる」
スタッフ「ご結婚は?」
おじさん「してないです。物書きとかを目指していたんですけど」
スタッフ「夢を追ってたパターンですね」
おじさん「そんな感じ」
結婚もせず、定職に就かず、物書きを志す男性の目標を聞いてみる。
おじさん「1作品なんか書き上げて形になれば」
スタッフ「今まで1作品も書き上げたことないんですか?」
おじさん「書きかけてダメだ・・・途中で投げて、そんな感じですね」
スタッフ「物書きになろうと思ったのは何歳の時ですか?」
おじさん「まぁ、大学生の頃からかな」
スタッフ「20歳ぐらい、今52歳、1作品もない、クズじゃないですか」
おじさん「まぁまぁ、結果的にはそうですね」
お母さん「うちのお父さんが保証人になって、引っかかって100万円、37年当時の100万円だから大変だった」
スタッフ「昭和37年?」
シニアの後悔⑧ 1万円札が聖徳太子のお札の頃に100万円の保証人に
スタッフ「今でいったら相当ね」
お母さん「家が建つくらいだもの。それで一家心中しようかななんて言ってた」
スタッフ「え・・・でも・・・」
お母さん「しなかった。そんなことしたら負けだからね。逃げられちゃったけどね、結局返したけどそれくらいかね」
お金の後悔も多いが、さらに多いのが・・・
おばあさん「結婚したこと、ハハハハ・・・好きな人と一緒になれなかった。仕方なしに結婚した。年下だったから許されなかった親にダメって」
スタッフ「どこが良かったですか?」
おばあさん「年下の人?気持ち、なんて言ったって気持ちですよ」
このように昔の人は好きな人と一緒になれないことも多かった。
その一方で・・・
おじいさん「やっぱり、惚れた女と一緒になったってことだな、強いて言えば惚れた女とは結婚しない方が良い」
スタッフ「なぜですか?」
おじいさん「恋っていうのは冷めるから。好きな女がいたら一緒にならない方がいい」
スタッフ「どういう人と結婚したら良いですか?」
おじいさん「やっぱり、実用的だな」
そして、最後は81歳のお父さん。
お父さん「平凡に暮らしてるから後悔とかそういうのはない」
スタッフ「ないですか?・・・逆に、一番幸せだった瞬間を教えてくださいよ」
お父さん「結婚して幸せよ」
スタッフ「(お母さんに)今、お父さんに「何が一番幸せですか?」って聞いたらお母さんと結婚したことだって」
お母さん「あら、ふっふっふ・・・」
嬉しそうなお母さんにも後悔はないかと聞いてみた。
スタッフ「お母さん何かあります?」
お母さん「まぁ、結婚した当時はあんまりあたしは結婚したくなくて、自分で好きな人がいた」
シニアの後悔⑨ 結婚前、実はすごく好きな人がいた
お母さん「主人んとの話がどんどん進んで・・・」
スタッフ「お父さん聞きたくないから耳塞いじゃいましたよ。お父さんは気持ちの良い話じゃないですよね。」
(お父さんイヤホン中)
スタッフ「ちなみに、お父さんはお母さんのお見合いするまでの経緯はご存じだったんですか?」
お父さん「(イヤホン外して)全然知らない」
スタッフ「今初めて聞いた?」
お父さん「知っていれば結婚しなかったよ」
お母さん「うふふふ・・・」
お父さん「わかんないもん」
とんでもなく余計なことをしてしまった当番組。それでも・・・
お父さん「人生は長いもの、しょうがないよ」
スタッフ「でも、今は幸せなんですよね?」
お母さん「今は最高です」
スタッフ「今は最高?あぁ良かったですよ」
以上、シニア世代の後悔について調査した件でした。
-管理人のひとこと-
孫が小遣いをせびるって後悔じゃなくて、悩みでしょ。人生は長いので死ぬ直前に「あぁ~自分の人生最高だったな」って思って死にたい人生を送れるように日々頑張りましょう。管理人の後悔したことは「学生生活をもっと充実させたかった」です。放課後はバイトばかりしてました(笑)