月曜から夜ふかしまとめてみた件

月曜から夜ふかしを件ごとにまとめて文章で再現。暇つぶしや見逃した方はぜひどうぞ

シニア世代の携帯事情調査 (2016年4月11日放送)

月曜から夜ふかし恒例 シニア世代の携帯事情調査

今回は東京と大阪の方々にご協力いただきました。

 

一番よく使っている使用用途を聞くと、LINEでのグループチャットを行っているとのこと。

意外にもシニア世代の方々は携帯やスマホを通してつながっている。

 

実際にLINEでやり取りしている文面を見せてもらった。

 

 

さすが、するどい、きのう、じてんしゃ、

店の、前に、止めて、おいたら、後ろに、

積んでおいた、買ったもの、いつも、

つんでいる、レンコオウトなど、ぜんぶ、

盗まれて、しよつく

※レンコオウト=レインコート しよつく=ショック

 

いっこく堂の「声が遅れて聞こえてくるよ」みたいな状態に。

このようにシニア世代が難儀するのが変換である。

他にもみてみよう。

 

おはよう、来週ノツゴウはどうですか?

※来週ノツゴウ=来週の都合

 

にちよめーよん10-さんまる6です~よろしく

※にちよめ=2丁目 よん10=40 さんまる6=306

 

変換の他にもカメラ機能を使いこなすこともまた難儀である。

 

写真の撮り方を知っているんだけど、手がブレるからちゃんと写らないという77歳のおばあちゃん。

実際にスタッフが教えながら撮ってみると、スタッフとは違う知らない男の人が写っていた。

よく見てみると、スタッフが来ていたTシャツにプリントされていた柄だった。

 

スマホを知らない76歳のおばあちゃんに最新機種のスマホのカメラ機能を使わせてみた。

スタッフがここを押して撮って下さいと指示すると、ボタン部分にずっと手を置いたままで連写機能が作動。

1枚撮りにも成功するがおばあちゃんは自分では押した気にはならないらしい。

なので、指を置くと連写になってしまう。

スタッフのスマホには100枚近くの画像が保存されているだろう。

 

カメラ機能を使ってことがない72歳のおじいちゃんにカメラ機能の説明をしているついでにおじいちゃんの写真を撮ることになった。

芸能人の蛭子さんに似ていることが判明した。

通りすがりのシニアの方にも「蛭子さんですか?」と声をかけられるがおじいちゃんはこれが不満なようで、スナックで高倉健さんに似ているという話をし始めた。

スタッフが「大至急、高倉健さんに向かって謝ってください」と冷静なツッコミをいれた。

 

その中でもカメラ機能を見事に使いこなすシニア世代がいた。

奥さんが亡くなったが普通の写真は残っているけど、携帯としての写真が残っていないから奥さんに似てる人を好きになり、似てるから懐かしくての写真を撮ったという。

 

その他にもお父さんの携帯からは次々と女性の写真が出てくるがなぜか水着の写真ばっかりだった。

スタッフ「水着の女性も奥さんに似ているんですか?」

お父さん「個人的な好みやな」

 

ジャケットにハットをかぶった紳士的なシニア男性に携帯の画像を見せてくださいをお願いしたら、キャバクラの女性の画像が出てきた。

携帯をのぞいてわかる「人は見かけによらない」ということを。

そんな、お父さんが人生で1番楽しいことはキャバクラだそうです。

 

次は83歳のおばあちゃんに携帯電話を見せてもらったら、4~5年以上前の液晶ディスプレイがないかなりシンプルな携帯電話だった。

おばあちゃんの携帯の着信音が気になったのでスタッフがかけてみることにした。

スタッフ「電話番号教えてください」

おばあちゃん「03・・・」

スタッフ「03じゃないでしょ」

おばあちゃん「あっ 090・・・」

音声ガイダンス「おかけになった電話番号は現在使われておりません」

スタッフ「最後に使ったのはいつですか?」

おばあちゃん「いつごろだったかな?去年かな?」

このように携帯を持っていても使っていない人も多い。

 

そして、今回の調査で最も携帯を使いこなしていたのが81歳のおじいちゃん。

スタッフ「携帯電話ってお持ちですか?」

おじいちゃん「スマホ

スタッフ「よく使う機能は?」

おじいちゃん「今の株式相場を見る」

このおじいちゃんは株主優待を山ほど貰っているのである。

おじいちゃん「食品会社だと品物が来るわけですよ。せがれや娘が来た時に孫たちにも品物をあげられる。それもいいんだよね。」

スタッフ「幸せな株主優待券の使い方ですね。」

おじいちゃん「株主優待に振り回されて縛られるというか、追っかけられるのはね、そうはなりたくない。」

このとき、背景で月曜から夜ふかしでおなじみの桐谷さんの映像が流れていた。

 

そして、携帯を持っていない方もいる。

おばあちゃんは以前は携帯電話を持っていたけど、今は持っていないという。

携帯が写真が撮れることは知っていたが持っていないので、リクエストに応えて撮ってあげることにした。

自分らしい写真に満足げだったが、この写真が欲しいという。

心優しいスタッフは近くのカメラ屋さんで画像をプリントアウトして、おばあちゃんに写真をプレゼントしたら「遺影にします」と笑顔で去って行った。

良いことをしたのか、悪いことをしたのかスタッフは複雑な気持ちになった。

 

最後は89歳のおじいちゃん。

スタッフ「携帯電話事情を聞いてまして・・・持ってます?」

おじいちゃん「そんなの持っていないだろうね。」

ポケットを探るおじいちゃん。

おじいちゃん「これは違うよね?」

スタッフ「これはデジカメですね。」

おじいちゃん「電話?持ってないね。」

携帯電話は持っていないが、デジカメを持っているということで写真をみせてもらうことにした。

写真のほとんどは日常の風景や建物ばかりだった。

おじちゃん「携帯電話・・・だけど連絡取る時はあれしてるから」

スタッフ「持ってるんですか?」

おじいちゃん「持ってないかな、持っていないね・・・これは違うよね?」

スタッフ「これ携帯電話です。」

おじいちゃんは結局、携帯電話を持っていた。

 

以上、シニア世代の携帯電話事情でした。